漢方薬処方
漢方薬について
当院では患者様の証(体質・症状)に合わせた漢方薬を処方しています。
漢方薬=民間療法・効き目がすぐに出ない…等のイメージがありますが、証に合った漢方薬であれば、2週間程で効果を実感して頂けることが多いです。
また種類によっては速効性があり、頓服薬として使えるものもあります。
痛みだけでなく、花粉症・便秘・冷え性・肩こり・車酔い・肌あれなど様々な症状でも、漢方薬を飲んで改善する場合があります。
最近では「漢方薬を処方してもらえると聞いたので…」と来院される方もいらっしゃいます。
漢方薬処方の際には脈・舌・お腹の診察をさせて頂いております。
これはとても大切な診断基準となりますのでご協力お願いします。
少しでも気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
☆ 漢方薬の飲み方のポイント☝
- お湯で溶かす。(溶けにくいので熱めのお湯で)
- 空腹時に飲む。(食前や、食事と食事の間の空き時間、寝る前など)
*漢方薬によっては飲み時が違う場合もあります。 - お湯がない、又はどうしても飲みにくい時には、
一般の薬のように口に入れてお水で飲んでも大丈夫です。 - 副作用はあまり無い・・・と言われていますが、万一、胃の痛み、発疹、下痢などの症状が出た場合は、服用を中止し、医院にご連絡ください。
当院ではツムラを中心にコタロー、三和などの漢方薬を取り扱っております。
長谷川医院おすすめの処方例も随時ご紹介していきます。
漢方薬の番号になります。
肌荒れが気になる女性の味方
春になったとはいえ、まだまだ寒さも油断できない季節です。
仕事に家事にと忙しい女性の手は、なかなかお手入れが行き届かず、荒れてしまいがち。
ストレスでお肌の調子もガサガサの荒れ模様・・・
そんな悩める女性におすすめなのが71四物湯です。
血の巡りを良くして、冷えを改善し、身体を潤す効果があります。
125桂枝茯苓丸加ヨクイニンは、足は冷えるのに、顔はのぼせてしまう・・・
そんな方の肌荒れや肝斑(ほほの辺りにできるシミ)に効果があると言われています。
どちらの漢方も肌症状以外に、月経不順、冷えなど女性特有の症状にも効果が期待できます。
体の中から、キレイと健康を目指しましょう♪。
ヨクイニン(ハトムギ)
牡丹
花粉症
辛い花粉症には
かんでもかんでもタラ~ッと流れてくる鼻水、飛び出すくしゃみ、かきむしりたい程の目やノドのかゆみ・・・
花粉の時期が来るとユウウツになってしまう方は多いのではないでしょうか。
一日中鼻栓をする訳にもいかないし、抗アレルギー剤で日中眠くなってしまうのは困る・・・
そんな時おすすめなのが19小青竜湯です。
花粉症や通年性のアレルギーによる鼻症状(水様性の鼻水や鼻づまり、くしゃみ)に良く効く事が知られています。
鼻づまりが気になる方には50麻杏甘石湯や28越婢加朮湯がおすすめです。
鼻症状と同じくらい辛いのが、目のかゆみです。
この症状に効くのは86当帰飲子、28越婢加朮湯、50荊芥連翹湯です。
一言で花粉症といっても、鼻・目・ノドに色々な症状が現れるので、いつ頃、どんな症状が出るのか把握しておくとよいでしょう。
当院では患者さん一人一人の症状に合わせて、漢方を組み合わせて処方いたします。
またアレルギー検査(血液検査)も出来ますので、「花粉症かな・・・」と思ったら、お気軽にご相談ください。
長谷川医院おススメの花粉症対策セット
カラスビシャク(半夏)の花
- 鼻水・鼻づまり
症状が軽めの方・・・19小青竜湯+55麻杏甘石湯
重い方・・・27麻黄湯+28越婢加朮湯 - 目のかゆみ・・・86当帰飲子・28越婢加朮湯・50荊芥連翹湯
他にも色々な組み合わせをご案内いたします♪